「ハウス」のトレーニング

「ハウス」は、犬が決められた居場所に自分で入っておとなしく過ごすためのしつけです。「ハウス」をマスターし、日頃からそこで過ごす習慣をつけておくと、留守番のときもハウス内でおとなしくできるので、事故やいたずらが防げます。犬の苦手な来客が訪れたときにも、犬も来客も安心して過ごせます。また、電車や飛行機、車で一緒に移動するときもスムーズです。

訓練を始める前に大切なのは、犬にハウスが自分だけの安心できる場所だと理解させること。中で犬がくつろいでいるときに邪魔をしたり、罰としてハウスに閉じ込めたりすると、犬は嫌がってハウスに入りたがらなくなってしまいます。最初はおやつ、次におもちゃなどのほうびを使い、それができたら言葉で教えます。

【おやつを使って教えよう】

1、おやつを一口分だけ手に持ちます。扉を開けたハウスの前に犬を座らせておやつを見せます。このとき、引き綱は短く持ちます。
2、おやつをハウスの中に投げ入れます。犬がおやつを追ってハウスに入りそうになったら、引き綱を引いて止めます。
3、引き綱を緩めて、犬をおやつに向かわせます。犬がハウスに入る瞬間を狙って「ハウス」と号令をかけます。
4、犬が完全に中に入ったら、引き綱を持ったままハウスの扉を閉めます。これを何度も繰り返し、扉を閉めておく時間を徐々に長くします。

【言葉だけで入るように教える】
1、扉を開けたハウスの前に、引き綱をつけた犬を連れて行き「ハウス」と指示を出します。
2、指示だけで入らない場合は、引き綱で犬をハウスの中に引き入れ、もう一方の手で体を中に押し入れます、入る瞬間に「ハウス」と声を掛けます。
3、1.2を何度か繰り返し、言葉だけで入るようになったら、ハウスの扉を閉め、しばらくその場から離れます。
4、3ができるようになったら、ハウスから飼い主が離れる時間をだんだん延ばします。慣れてくると、犬は長時間でもハウスの中でおとなしく過ごすようになり、留守番もできるようになります。