妊娠中の食餌、運動について

犬の妊娠期間は約60日間です。妊娠がわかるのは、交配後25日前後。動物病院で確認することが出来ます。

柴犬はお産が上手な犬種ですが、元気な赤ちゃんが産まれるよう妊娠期間は母犬の寝床や食餌に気をつけてあげましょう。寝床は静かで体に負担がかからない場所がベストです。

食餌は胎児が小さい妊娠初期の間は、今まで通りの種類を今までと同じ量だけ与えます。30日目くらいになると胎児が胃を圧迫して食欲が落ちる犬もいるので、1回の食餌量を減らして、回数を増やします。

胎児が急成長する妊娠35日以降になったら、多量の栄養分が必要になってくるため、妊娠犬用ドッグフードなど、高カロリーで良質のたんぱく質を多く含んだ食餌に切り替えます。普通のフードに、牛肉の赤身やゆで卵、チーズなどの動物性たんぱく質、キャベツなどの淡色野菜、カルシウム剤などを加えたものを与えてもいいでしょう。

食餌量は、妊娠30日までが、通常の1割増、35日〜50日までが2割増、55日から3割増が目安です。

注意する点は、段階的に量を増やして肥満を防ぐこと。肥満は体力の低下や陣痛が弱くなり、難産のもとにもなるので、食餌のコントロールは正しく行いましょう。

【柴犬の妊娠カレンダー】

0日:交配
母犬の卵子と父犬の精子が出会って、受精卵となります。

21日:着床
受精卵は21日かけて子宮に着床します。この段階で妊娠の成立。しかし、まだ確認はできません。

25日
そろそろ胎児が形になってきます。病院で触診や超音波で妊娠を確認することができます。

30日
胎児がだんだん大きくなってきます。激しい運動は控え、食餌は1回の量を少なく回数を増やします。

43日
胎児の頭部の骨格が発達するため、レントゲンで胎内にいる子犬の頭数がわかります。そろそろ産室の準備を始めます。

50日
おなかの大きさが目立つようになってきます。獣医師に出産予定日を確認し、必要な物を準備します。

55日
犬の平均体温は38.3〜38.5度ですが、出産前は38度、前日は37度に下がります。朝昼晩に体温を計りましょう。

61日:出産