産後のケアのしかた

授乳中の母犬には、母乳分と自分の栄養分を合わせて、妊娠初期の三倍のカロリーが必要とされています。妊娠中同様、高カロリー、高タンパクの食餌を与えます。産後30日くらいで離乳が始まったら、徐々に通常の食餌に戻します。

授乳中の母犬は子犬を守ろうと神経質になっていて、産箱を覗いたり、子犬に触ったりすると、うなったり牙をむいたりします。そんな時に、かわいいなどと大声をあげたり、大勢で囲んだりするのは厳禁。しばらくは静かにそっとしておくことが大切です。

授乳中の母犬は、乳を与えたり子犬のお尻を舐めて排便を促したりと子犬につきっきりで、運動の時間はありません。離乳が終わったら軽い散歩から始めて運動の再開を。

産まれた子犬には、まず全員に母犬の初乳を飲ませます。子犬は生後1週間から10日で体重が2倍になりますが、この時期に成長が大きく遅れている子犬には、飼い主には哺乳期で犬用のミルクを与えてやる必要があります。

おっぱいと並んで子犬の成長に欠かせないのが充分な睡眠です。特に生後1ヶ月までは、人間があまり触ったり、かまったりせずに静かに見守ってあげましょう。

また、生後1ヶ月くらいまでの子犬は、小さくて足取りも心許ないものです。母犬がうっかり踏んでしまったり、産箱から迷い出て段差から落ちたりといった事故に注意しましょう。

1日に数回、母犬や子犬の様子をチェックしておきましょう。子犬の体重を量って記録しておくと健康管理になります。産まれたときは約250gほど。1ヶ月で1kg近くになります。順調に成長しているか毎日、体重を量りましょう。

【3ヶ月までの子犬の育て方】

子犬の離乳は生後30日くらいから始めます。市販のフレーク状の子犬用離乳食をミルクでふやかしたものから始め、だんだんと固形分を増やします。生後30日になると、子犬も社会性を身に付け始めます。人懐っこい犬にするには兄弟や母犬と遊ばせるだけでなく、この頃から、様々な人々に接する練習をしておきましょう。

また、初乳の免疫もそろそろ切れてくるので、病気にかからないようにワクチン接種を行います。2回目のワクチンが終わったら、外に散歩に連れて行っても大丈夫です。それまでは室内や庭で自由運動をします。子犬の間は、誤って異物を飲んだり、階段から落ちたりといった事故も起こりやすいもの。目の届かない時はサークルに入れておきましょう。