鉤虫症

鉤虫症

鉤虫は小腸に住む寄生虫です。感染した犬の便中の卵が土の中でふ化し、下記の経路で感染します。胎盤感染や経乳感染した子犬におこるのが、急性鉤虫症です。生後一週間くらいから衰弱しはじめ、ほとんど死にいたります。急性鉤虫症は幼犬に多くの鉤虫が寄生したときに起こり、やせる、貧血、
腹痛などの症状がでます。慢性鉤虫症は成犬に寄生したタイプです。目立った症状はありませんが、慢性的貧血、下痢、毛づやの悪さが続きます。二次的鉤虫症とは、もともと体調が悪い犬に寄生した場合です。抵抗力が弱っているので症状が重くなります。鉤虫症の治療は獣医師に駆除薬を処方してもらいます。症状が激しい場合は各症状に対する治療も必要です。

【感染の仕組み】

●経口感染
感染幼虫が潜む水や食べ物を通じて犬の口から感染します。口から食道を経て小腸へ移動するタイプと、口の粘膜から体液にのって肝臓、心臓などを経て小腸にいたるタイプがあります。

●経皮感染
散歩中などに感染幼虫が犬の皮膚や毛穴から侵入して、血液にのって肝臓へ行き、心臓、肺などを通って小腸にすみつきます。

●胎盤感染
母犬が鉤虫に感染している場合、母犬の筋肉などにとどまっていた幼虫が胎盤を通じて胎児に感染します。

●経乳感染
鉤虫に感染した母犬の筋肉内にいた幼虫が、母乳を通じて生まれた子犬に感染します。